リーダーに関して書きながら、この本を思い
だしました。
以前、書いた記事です。

「禁断の幕末維新史 封印された写真編」

真実の確信にズバリ迫る素晴らしい本です。
再記載しました。

実は この本を紹介するのに 勇気がいります。
この本は著者自信も触れていますが、怖さを
知っています。
ただ 著者も述べていますが、最新の事実を
吟味して描いています。
色々な考えや事実に関して意見があると思い
ます。前向きで冷静な意見や考えも知りたい
です。
私は 歴史の事実だけを 知りたい人だけ 
読んで欲しいと思って紹介しています。
歴史は色々なことがありますが、天皇制と言
う国家に恵まれた幸わせを感じています。




「禁断の幕末維新史」は、加治将一氏の
力作です。さすがに 真実を掘り下げる 
鋭さはすごい。坂本竜馬が中岡慎太郎
にて暗殺、明治天皇は考明天皇の子・
睦仁でなく、すり替えられたとの話、真
実への探求はすごいです。加藤氏の作
で 「借りた金は返すな!」「2015最新
版 カネはアンティーク・コインにぶちこ
め!」等、多数。1978年渡米。以後15年
間ロサンゼルスで不動産関係の仕事に
従事、成功した経歴です。

何故、幕末・明治に稀有な人材が次か
ら次へ現れたかです。


細かいことを丹念に調べ真実を追い求
めています。

寺子屋とスパイの話とその社会背景に
興味が注がれます。 寺子屋の発達は、
各藩のスパイ養成所であったとの話です。
藩が生き延びる為、幕府、各藩の状況
を知る手段として、寺子屋にてスパイを
養成していたとの話です。読み・書き・そ
ろばん はスパイの必修科目です。
何故なら 読み・書き・そろばんが出来
ないと、数値化された情報収集と報告
が出来ないからです。

スパイ養成所では、上級武士ではなく、
下級武士が担います。理由は捕まった
時、下級武士であれば捨てる処理が簡
単です。また、補充も簡単です。
下級武士の寺子屋での 切磋琢磨は、
人財発掘を容易にしました。

幕末の時代、各藩は 如何に生きのび
るか 各藩の情報・状況集めが、結果
的に 世界の情報・状況集めになり
その知識は 時代の流れ、体制の流
れで 寺子屋の下級武士は あらゆる
場面でリーダー的な役割を演じました。

では、各藩のトップは、如何にしてこ
の様な スパイである下級武士の能
力を見極めることが出来たのか興味
が注がれます。

やはり、ずば抜けた 藩のトップが、人
財の見極めをしていました。
従って、トップがダメな藩は、時代の波
に翻弄されてしまったのです。


大切なことは、正しい情報、現状分析
と 立つ位置、それに将来への洞察力
です。

このことは、現代の 社会につながります。
トップが危うい時、企業も危うくなります。 
企業に於いて特に謙虚に現れます。

危ういとは リスクと同じです。これはリ
スクマネージメントとつながります

つまり、時代は変わっても、現状の把握、
将来への洞察力、リスクマネージメントは
変わらないと言うことです。


この本で、坂本竜馬が中岡慎太郎にて
暗殺されてと書いてあります。
この実証は 論理的で科学的で う~ん 
とうなづけます。

問題は、坂本竜馬の危機管理の問題です。 
身内でも危機管理は必須です。 
現代のサラリーマンでも、同じことです。
いや、夫婦でも同じです。 いつも 気をく
ばり 愛情をもって接することは、古今東
西かわらない 夫婦の危機管理ですね。

何時の時代に於いても、トップの部下への
管理能力、危機意識(リスク管理)、現状・
将来への洞察力は その企業の将来に大
きく左右します。

本の中で、明治天皇は考明天皇の子・睦
仁でなく、すり替えられたとの話があります。

今の日本では、絶対に書けない話ですね。
論理的で実証性が高いのですが、どこか
らか 反応が心配ですね。


本の中で、

 - 実物とは異なる西郷隆盛の肖像が広め
   られた真相

 - 皇女・和宮の全ては抹殺!?

 - 出口王仁三郎は有栖川宮の ... 等、
  この本の興味は尽きません。

トップマネージメント、リーダー、リスク管
理、社会とは、歴史とは 等色々 考え
させられる 本です。

この本は必ず読んで欲しい本です。幕
末日本史についてはこれ1冊に凝縮さ
れていると言っても過言ではありません。
通説とは作られ、真実は別にあることを
知ります。ストーリーは論理的で度肝を
抜かれるとともに真実にせまる臨場感
に圧倒されます。

大切なこと:
幕末・明治にかけて、寺子屋からの人
材排出が活躍、明治に入ると、欧米に
行った人達が活躍する時代に入ります。
そこには、世界を肌で感じ、見る目の視
点が変わっていました。
また、
共通して言えることは ”英語力” 
の素晴らしさでした。 英語は何時の時
代でも 必須 だったのです。

人には宿命と運命があります。
宿命は「宿る命」、運命は「運ぶ命」からき
ますが、宿命は生まれつき宿っていること、
生まれた場所、時期、家系 等、変えよう
がなく「生まれつき宿っていること」ことです
が、運命はかえられます。
幕末においては、各藩が生き延びる為の
スパイ合戦、結果的にそれまでの社会の
仕組みや構成を壊す働きの役割を寺子
屋の人材が担いました。
一旦 全てが破壊された後、新しい時代
の創設には、新しい時代にあった人材が
求められます。明治の天皇もそうであっ
たかもしれません(明治天皇は考明天皇
の子・睦仁でなく、すり替えられたとの話)。

つまり、幕末から明治維新にかけて、求
められる人材が違っていたのです。

企業社会でも同じことが 言います。 
その企業の歴史において 求められる人
材は 刻々と変わってきます。自分はど
の位置に立っているか見極め、求められ
る 人材へ 運命を変える努力が日々必
要です。

  わからない 迷いがあったら  勉強 
  を薦めます。
 何を勉強する?  
 ”英語” です。

英語は自分を助けてくれます。幕末、明
治、そして現代に至るまで、英語は、大
切なコミュニケーションのツールだけで
なく、英語を通して視野が開けます。

意識・視点が違ってくれば、求められる
リーダー像が見えてきます。