「女性のテレワークと働き方の成功手法」がテーマです。

政府の「働き方改革実現会議」の中で、9項目の中で下記
の2項目が今回のテーマに関係します。

 5番目に、テレワーク、副業・兼業といった柔軟な働き方
 6番目に、働き方に中立的な社会保障制度・税制など女
  性・若者が活躍しやすい環境


在宅ワークは下記も読んで下さい。


副業も働き方に関係します。下記も読んでください。


少し、話が外れますが、中国の副業に関してです。
給与等の正常な収入を「白色収入」、賄賂や横領、窃盗・
強盗など非合法手段で得た収入を「黒色収入」と呼びま
す。その間に位置する納税・申告されない個人的な収入
が「灰色収入」です。

「灰色収入」は、贈り物や副業、賄賂など無申告の臨時収
入の事をいいます。

    白色収入: 日本の様に源泉徴収、毎月申告納税
    灰色収入: 無申告
    黒色収入: 賄賂や横領、窃盗・強盗など非合法手
            段で得た収入

「陰性収入」(=隠れた収入)と言う言葉を聞いたことがあ
ると思いますが、これは国家統計局による統計から漏れ
た収入で、金額に換算すると中国GDPの30%前後に相
当します。この中で「灰色収入」は、金額に換算すると中
国GDPの17 ~18%です(中国経済改革研究基金会国民
経済研究所)。つまり、莫大な金額が灰色収入です。

中国で貧富の差が大きいのは、この都市在住者の高額
所得者が、灰色収入の大半を占めている背景があります。
簡単に言うと、申告収入の3倍が、実際の収入となります。
中国は、白・黒・灰・血・金の『五色の収入』とも言われます。

私が注目するのは、「灰色収入」の話でなく、副業は仕事
のスキル、人材開発につながっている点です。


中国の場合、副業で得た知識が本業に反映されています。
副業が出来る人は 優秀な人材で会社にも寄与しています。
私の中国のスタッフでも、優秀な社員は副業をしていました。
日本とは全く違う世界感です。

これは、非常に大切なことです。副業が産む副産物です。
私の場合、SAPのトレーニングをサンフランシスコを中心に
世界でトレーニングを受け、プロジェクトリーダーを担当しま
したが、SAPの開発中、開発後も、会社の依頼で、他社の
コンサルティング、開発をしていました。アメリカの企業、日
本の企業です。会社依頼でも、契約は私個人と他社との直
接 契約です。
他社のコンサルティング、開発をする中で、その会社のノウ
ハウを吸収、自分の会社に戻ってそのノウハウを自社に反
映することもありました。

つまり、副業は、個人のスキルアップにもなります。会社へ
ノウハウが反映されます。



話を戻します:

「働き方改革実現会議」の話がより具体化へ向けて話がさ
れています。


政府の「働き方改革実現会議」に於いて、会社以外の場所
で働く「在宅」、「テレワーク」や、会社員らの兼業・副
業など「柔軟な働き方」を可能にする制度導入を民間企業
に促す方針が進められています。

テレワークは、政策では3つの形態が想定されています。

〈1〉在宅勤務

〈2〉地域の保育所近くなどに設置された複数企業による
   同利用オフィス
などで働く「施設利用型」

〈3〉PCなどを使い喫茶店などで働くモバイルワーク


従来の、在宅勤務、モバイルワークは、システムインテグレ
ーター(SIer)、業務のアウトソーシング、デザイン等が主た
るテーマでした。

システムインテグレーター(SIer)は、クライアントのニーズに
応じてシステム、プログラミングを納品するエンジニアの話で
すが、この世界は、日本とアメリカでは、状況が全く違います。

アメリカに於いてのシステムインテグレーターは、大学でのコ
ンピューターサイエンス履修のバックグラウンドもったプロフ
ェッショナルです。


日本では多くのケース、入社後 社内教育にて開発のエンジ
ニア、アプリケーションのスキルを持った人が殆どです。
理工学部系でコンピュターサイエンスを履修した人は少ない
状況です。


東京大学、東京工業大学、慶応義塾大学等にコンピューター
サイエンスがありますが、アップル、マイクロソフト、Google、
Facebook等の世界をリードする企業が日本で育っていません。

また、インド、中国、シンガポール、台湾、ベトナム、フィリ
ピンなどアジアの優秀なエンジニアが台頭し、高度なスキル
でソフト関連の競争が激化しています。特にインドは極めて
優秀な人材が豊富です。

私がサンフランシスコに於いてITアプリケーションや、SAPを
開発していた時、インド人が多く働いていましたが、コンピュ
ターサイエンスをベースに、知識・スキルが非常に高く、鋭い
論理展開は次元が違っていました。

また、インド以外でも、共通しているのは、彼ら、彼女達は、単
なる技術的なスキルだけでなく

              高いビジネススキル

も持っています。

ビジネススキルとは、英語でのコミュニケーション、課題解決
能力、マネジメントの能力等です。


日本は、入社前に於けるコンピュターサイエンスの履修がなく、
多くは、入社後のプログラミング、アプリケーションソフトの学
習です。 
英語でのコミュニケーション、課題解決能力、マネジ
メント能力等の高いビジネススキルへの学習時間が少ない様
に見えます。


箇条書き、ロジカルシンキング(logical thinking)等、日本人
は、苦手です。

これでは、ソフト業界は、日本は世界に対抗できません。

日本のノウハウは企業内にあります。結果的に日本で、在宅、
共同利用オフィス、テレワークを目指す場合、企業に働いてい
て、その後、何らかの都合や、退社後引き続きの在宅、テレワ
ークとなります。


本題の 

 「女性のテレワークと働き方の成功手法」
 の中で、インフラに関して

です。

日本に於いては、在宅、テレワークの募集システムがまだ発展
段階です。2016年10月現在、やっと、在宅、テレワーク専門の
募集が出てきた状況です。
しかし、PC, タブレット、スマートフォン、ネットワーク、
コミュニケーション等のインフラはかなり進んできています。

政府が推し進める 「働き方改革実現会議」を背景に仕事の
マーケットも、募集システムも、徐々に確率されていくものと思
われます。

当分は、会社勤めの延長線の在宅、テレワークを主体に、各
種専門分野、業務委託等の仕事が増えていくものと想像され
ます。


インフラの整備はテレワークの基本

1.テレワークに必須のネットワーク、PC等のインフラ:

   - 光ファイバー, WiFi 環境は必須です。
   WiFiは、私は 
UQコミュニケーションズを薦めます。

   - PC:私が薦めるのは、インテル第6世代、第7世代です。
     
     第 6 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリ
                ー搭載のPC, Latitude 7000 seriesです。
                例:Latitude 7275,  Latitude 7370 です。

          第7世代インテル® Core™ i5プロセッサー搭載の

               New XPS 13プレミアム です。

  業務に合わせて、PC選択が必要ですが、基本は最新のPC
  常に使用することです。
  外で使用することを考えた場合、 New XPS 13プレミアム

  薦めます。

  私は仕事の関係でPC OSに関しては、Windows ですが、業
  種によってはApple系になります。
  UNIX (オープンソース化の流れの中でLinaxやFreeBSD)、
  Ubuntu(ウブントゥ)がありますが、一般にはWindows, Apple
  系が業務の中心とおもわれます。
  スマートフォンのOSは、Android か iOSが主流ですが, PC
   のOSほど 問題になりません。

2.テレワークに必須なソフトウェア:

     下記は便利で必須です

         DropBox  (https://www.dropbox.com/ja/):画面ファイルに便利
         WebEx     (https://www.webex.co.jp/): 会議に便利、会議中で
           相手のPCに入って作業等、大変便利です。

    Slack:
         ユーザーが増えてきた Slackです。システム開発ではwebEx
         等と違った機能があります。Slack は、チームメッセージング
         サービスと呼ばれるもので、チームメンバー間で会話やコン
         テンツを共有できできます。
    他に「Circuit」、「HipChat」、「Redbooth」、「Glip」などがあります。
   
    注目の、Cisco Systemsのクラウドベースのコラボレーション
    サービス「Cisco Spark」もあります。

    現時点では、Slackを薦めます。

         Slack: 
         
         Cisco Sparkは、Ciscoのコラボレーション技術の統一を目指してい
         るので、WebEXはその一部になるかもしれません。

   Web Versionのアプリケーションへログインへ便利です。
         Citrix        (https://www.citrix.co.jp/)

   データベースの数値の集計、予算等に便利です。
         Adaptive  (http://www.adaptiveinsights.com/jp)

   会議を瞬時に開催できるUnite: 先進の会議です。
    インテル® Unite™ ソリューション
       会議出席者と画面を共有、他の出席者の画面に瞬
            時に 切り替えたり、一度に複数の画面を表示したり、
            コメント を付けたり、その場でファイルを共有。画面
            を共有し、複数のタスクを同時に実行できます。
    
            在宅、テレワーク ビジネスが成功し、資金的にも余
     裕が出てきた時点で、ワイアレスでお互いの画面共
     有が出来る下記の検討を薦めします。
     インテル® Unite™アプリケーション  
     インテル®ワイヤレス・ドッキング

  最低限度、光回線、WiFi, PC,DropBox は必須です。


3.スキルアップ
     一旦、会社から離れると、日々進化するスキルアップが
  課題になります。
     在宅、テレワーク ビジネスが成功のキーポイントは、如何
     スキルアップの継続ができるかです。

  上記の2のインフラ、3の市販のソフトに関しては、情報収集
  と 自己投資でカバーできます。

  問題は、クライアントで使用しているソフトのアップグレード、
  ソフトの変更に伴う、仕事を継続への危機です。


  先ず、クライアントからの信頼度と自分の価値度です。
  例えば、

  1.信頼度: クライアントの期待度より2倍以上の価値提
          供が出来ているか否か?

  2.自分の価値: プロフェッショナルのレベルをもって、素早
           い対応が出来ているか否か?
           プロフェッショナルレベルとは、世界基準です。

  クライアント側からみた場合、スタッフを雇うより、コストは
  1/3以内であること、社員が自宅、テレワークのケースの場
  合10~20%の費用効果、特殊スキルをもっている等、信頼
  度と自分の価値度がキーになります。
  10~20%の費用効果は、スペース、交通費、その他の経費
  も含まれます。

インフラの整備は基本ですが、信頼度、自分の価値度は努力
が必要です。
日本に欠けている点で共通は、経理 の知識がない人が
多く見られます。
アメリカに於いては、私の周りの人は 経理の勉強をしていまし
た。夕方から MBA へ通っている人も多くいました。
経理知識は全てのビジネスで必須です。

日本には幸い、簿記の試験があります。日商簿記の3級は最
低取得しておくと、基本がわかります。2~3か月の勉強で合格
できます。
基本がわかれば、少しづつ P/L, B/S1, 決算報告書が理解
できる様になります。
全ての仕事で、この基礎知識は必須です。


スキルに関しては、世界の趨勢を常にチェックが必要です。

Future of Jpbs Report, World Economics Forum



2015年、2020年の求められトップ10のスキルです。
スキルの傾向は、日本人の考えと違う時があります
が、世界の趨勢を知ることは 大切です。

「女性のテレワークと働き方の成功手法」 インフラの話で終
わっていますので、後で追記します。