「ダイナー(diner)に見る ”食べるため生きる” は心の故郷」
このテーマが何故 らくらく仕事道 のテーマか?
アメリカで、アメリカと、日本で、どの国でも、ビジネスにお
いて、アメリカの心を知ることは大切です。

アメリカは色々な面で多様性の社会です。私はニューヨーク
からサンフランシスコの企業に移りましたが、サンフランシス
コでは、ニューヨークはアメリカでないと言います。
確かに気候も社会も全く別世界です。しかし、先進性への自
負、プライドは共通しています。
中央部、北東部は、また違った文化の風景があります。
こんな心の風景を、ダイナー(diner)から感じます。

アメリカにはダイナー(diner)と言う店があります。個人経
営の食堂、レストランです。
日本で言えば大衆食堂、最近の流行りのコメダ珈琲店も
店構えは似ていますが、これは個人経営ではなく、ダイナ
ーの心の故郷の風景ではありません。
コメダ珈琲店はダイナーと違った素晴らしいコンセプトのコ
ーヒー店です。

私は近くのダイナー(diner)に行っていました。ダイナーは、
アメリカの中央部、北東部(Northeastern United States)、
地方の印象があると思いますが、カフフォルニアにも、どこ
のアメリカでも沢山あります。これはアメリカの生活文化で
す。

私は、カルフォルニアの 101号線、1号線、5号線等をド
ライブ中によく 美味いものがあるダイナーに立ち寄りまし
た。旨いダイナーに出会えた時、本当にうれしいです。

特に地平線まで続く5号線の道路沿いにあるダイナー、
近くには、5号線から外れますが、1955年の「エデンの東
(East of Eden)」の題名で、ジェームズ・ディーン主演の
映画の舞台になった所の近くある美味いダイナーが印象
に残っています。なんと言っても、気さくなマスター、おば
さん、美人で優しいお姉さんは、ドライブの疲れが吹っ飛
びます。

そう、テーマは、「ダイナー(diner)に見る ”食べるため生
きる” は心の故郷」です。

ダイナー(diner)には、庶民の心があります。アメリカの中
央、北東には、アメリカの良き時代の心の風景があります。
ここには、ダイナー(diner)の故郷があります。

一方、東海岸には金融のニューヨーク、西海岸には、サン
フランシスコ、サンノゼのシリコンバレーがありますが、共
に風土は違いますが、アメリカの古き良き時代の心の風景
とは違った文化があります。

アメリカの大統領選が終盤になっていますが、この2つの
違う文化は、選挙に現れてくのでしょうか?

アメリカは大学は殆どの人は、自費で行きます。高額に
なってしまった大学の学費・費用は、多額のローン地獄
に悩まされます。格差がますます広がる社会構造、既得
権者への不満、エスタブリッシュメント(Establishment)
を変えて欲しい欲求は根強いものがあります。

エスタブリッシュメントとは、「社会的に確立した体制・制
度」やそれを代表する「支配階級」を指します。

話を戻します。
アメリカは、”食べるため生きる”のであり、”生きるために
食べる” 文化ではありません。
この言葉の背景には、アメリカのフロンティア精神があり
ます。
やはり、アメリカは強く、自由に生きる アメリカンドリーム
の文化を望んでいます。
ダイナー(diner)に行くと、アメリカ人の本当の言葉を感じ
ことが出来ます。

アメリカに行ったら、是非、ダイナー(diner)に寄ってください。
アメリカ人の本音を感じとることができます。


ダイナー

ダイナー101号線

ダイナー5号線