今回のアメリカ大統領選の舞台から学びます。勝敗
の話でなく、舞台(ステージ)の話です。

”Clinton News Network”は感動のステージに非ず”
これは、私が学んだことです。

「Clinton News Network」とは、
CNN、ニューヨークタイムズに代表されますが、今
回も、殆どのマスコミが、自分たちの価値観、意に
沿う候補者を、ひたすら応援し、勝利に導くマスコ
ミが ”Clinton News Network”です。
崇高なマスコミ精神が、長い間に気がつかない所で
「偏向メディア」になってしまったのです。

人は、マスコミのニュースを「映像・文字通り受け止
め」て、「映像・文字通り批判」し、正しいと言う錯覚
に満足します。

ところが、ジャーナリストの木村太郎氏が、フジテレビ
の選挙特番で「ヒラリーの腐敗はひどい」、クリントン
氏は国務長官時代の機密漏洩問題だけではなく、夫
と立ち上げた「クリントン財団」を舞台にした金銭スキ
ャンダル、利益相反が問題になっている。と言ってい
る様に、アメリカの人にとって、クリントン氏のスキャン
ダルは汚職がらみで、本当に嫌われていました。
アメリカ人の心に彼女に対し嫌悪感があります。

ところが、エスタブリッシュメントに慣れしたんだ生活
環境では、感覚がマヒしてしまい、彼女への嫌悪感
より、異質の人間、つまり、トランプに嫌悪感を感じ
ます。

日本はどうでしょうか?
ひょっとしたら、東京もニューヨークの様にエスタブリ
ッシュメントに似た感覚があるかもしれません。
マスコミも似た様なことが起こっているかもしれません。

アメリカのネットも沢山あります。
Clinton News Network: CNN Clearly Wants Hillary for
President
、これはOctober 18, 2015の記事です。
一連の記事を見ていると、全くの偏向記事に深まってい
ました。

アメリカ人は、この偏向記事を理解していたのです。

トランプ氏のケースは「実業家、権力者の腐敗」で、政治
の問題ではありません。
相手のスキャンダルや古傷をこきおろす誹謗中傷合戦へ
トランプ側は舞台化し、クリントンはその戦略にハマりま
した。
クリントン氏側は、レベルの高い政策論争の舞台化が出
来ていませんでした。

国民の関心は、根底にエスタブリッシュメントへの不満に
ありました。

そのことを クリントン氏は気づいていなく、トランプ氏は
理解していました。


つまり、トランプは メデア、マスコミ 操作に優れていた
のです。 その証拠に、メデアの記事、データを綿密に
分析し、常に先手先手を打っていました。 
メデアを逆に巧みに使った コストパフォーマンスと戦略の
フォーカスは素晴らしいです。

この話は後で話をします。


そこで 教訓です:
サラリーマンが生きて行くのには、ものごとを 真摯に
け止め、取り組み、向き合うことが大切です。


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