ェクトリーダーの話です。
前回は、
プロジェクトリーダーの資質
の話をしました。
最初にERPとSAPに関して話をします。
ERP(Enterprise Resource Planning)
とは、統合型業務(業務横断型)ソフトウ
ェアパッケージです。
ERPで世界の最先端を行くSAPを通し
て、話を進めていきます。
最新版は SAP HANA 2 です。
NewSAPと呼ばれる SoE に進化して
います。システムが2014年迄の SoR
(System of Record)から、2015年から
SoE(System of Engagement)に進化
しています。
つまり、システムが、ERPから
SAP Digital Business Services
です。
抜粋:
Adapt to the digitization era and thrive in
your industry. Our service plans and
packages can help guide your entire
digital transformation journey – from
creating a strategy to SAP implementation,
optimization, and maintenance.
No matter your IT goals, we’ll work to
ensure your SAP investments deliver
ongoing, unsurpassed value.
Take advantage of holistic service and
support plans, expert consulting services,
custom application development, proven
best practices, deep industry and technical
knowledge, and more.
SAPの売り上げの60%が、SAP Digital
Business Services になってきていると
言われています。
拠点が、ドイツ中心から、パロアルトのSAP
拠点になっています。
ちなみに、
d.school: Institute of Design at Stanford
は、SAPの会長だったハッソ・プラットナー
が、資金を提供していました。
過去のSAP関連:
ビジネスリーダーシップ
女性のテレワークと働き方の成功手法
女性の在宅ワークはシェアリング・エコノミーへ?
世界の会社組織偏: アメリカのIT文化、日本のIT東京集中文化
マインドフルネス・ストレス編:不滅の教え ”心” NYのトップビジネスマン
時間の使い方偏:IoT, AI、ビックデータの時代に生きる
リーダー編: 個人競技のリーダーは孤独で強くあれ
世界の会社組織編:イチローの偉大な記録とアメリカの心
スキル編:コンピュータープログラム言語も英語と同様言語
箇条書編: 箇条書 の極意 -全体が瞬間的に理解できる構造
ロジカルシンキング偏: 基本
何故、ERPが出てきたか?
アメリカ経済の歴史の必然性があります。
1980年代、衰退するアメリカ産業の中、
日本の産業、特に輸出は絶好調でした。
ハーバード大学を中心に、何故アメリカ
の産業は衰退したかの研究が盛んに行
われていました。
当時、アメリカの決定的な弱みは、
①横の繋がり、つまり情報の共有
②ボトムアップによる経営スタイル
でした。
①は、後のサプライチェーンです。
②は、後のトップダウンです。
つまり、全ての部門における横断的な情
報共有であるサプライチェーンと、トップ
ダウンによる素早い判断とリーダーシップ
です。これを概念化したのがERP、具体
的にシステム化したのがSAPです。
一つの 言葉に集約されます。
Shared Value
1980年代に始まった研究が、約10年を
経て、1990年代に入り、ERPと言う考え
方で、SAPと言うシステムが形成されて
きました。
現在、SAP HANA と言う名称で世界
の最先端を走っています。
最新版:
SAP HANA 2 was officially released to
customers on November 30, 2016, and
the first maintenance release is planned
for the second quarter of 2017.
私とSAPとの出会いは、まだ 日本に普
及していない、1995年頃と記憶していま
す。ちょうど、野茂 英雄投手がロサンゼ
ルス・ドジャースで活躍が始まった頃で
その頃を、サンフランシスコの会社にて
マイノリティの中で話題になり鮮明に記
憶しています。
私の席から、サンフランシスコジャイアン
ツ球場が左手奥、サンフランシスコ湾の
夕日に見えていました。
SAPのトレーニングは会社の近くのこのビルで
受けていました。
(I had received the SAP training at the this
building where was the vicinity of my company.)
正面の右手に香港スタイルの中華料理店が美味
いです。
(ABC Seafood Restaurant Foster City is very
delicious Hong Kong-style where is the right
hand side of the building. )
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SAPのトレーニングは、数年にわたり、総額
20数万ドルを越していたと思います。
さて、前回、"プロジェクトリーダーの資質" の
話をしました。色々な反響がありました。
プロジェクトリーダーの資質
その中で、”プロジェクトリーダーは、プロジェ
クトの成功を第一に優先します。” と書きま
した。
プロジェクトを始まる前提として、基本的に下記
の3つの必須項目があります。
1.プロジェクトスコープ(Project Scope)
2.成果物スコープ(Product Scope)
3.役割責任(Role&Responsibility )
簡単に言うと、何をどこまでやるか、 実施す
べき内容の範囲を定義、成果物を定義、そし
て各担当者の役割を明確にします。
大切なことがあります。 それはプロジェクト
への会社としての全面的バックアップと信認
です。
経営者、役員、各部門のトップ・責任者
のプロジェクトへの最大限の応援、成果
ぶつに対する忠誠を明確にすることです。
”文書化し、文書へ全員
の署名”
にて、会社としての信認を得て、プロジェクト
を確かなものにします。
次に、
1.キックオフミーティング ( kickoff meeting):
プロジェクトの概要の説明(目標、予算、
スケジュール、各担当者の役割、担当者
の紹介、自己紹介等を全員参加でやり
ます。)
これは最も重要な出発点です。
参加者全員が、目的や意義を正しく理解
した上で参加が必須です。
又、ここでは情報共有や共通理解の大切
さを、徹底します。
情報共有の手法も具体的に説明します。
2000年以前は、イントラネット等で、組織
内の情報通信網を構築。電子メールや社
内ブラウザーで情報を公開,情報の一元
化・共有化を図っていました。
最近は、多様な手法があります。別の機
会を設けて最新の説明します。
2.チームビルド (Team Build)の徹底:
日本人は、チームプレーが得意といわれま
す。確かにそうかもしれません。
しかし、グローバルの世界は多様性の世界
です。文化、気質、宗教、考え方、あらゆる
面で多様性です。
また、グローバルの世界では、言葉の問題
もあります。英語が基本ですが、言葉を超え
る人と人との信頼が大切です。
私はグローバルでプロジェクトを展開してき
ました。 先ず多様性に触れること、これは
受け入れるを求めているのではありません。
これは、私の経験からの意見です。
「効果的なチームビルドは非常に重要であ
り、あなたのプロジェクトを成功させるため
にチームビルドを継続的に構築する必要
がありす。 それはあなたの企業文化の一
部である必要があります。 グループを率い
る場合は、タイムリーにチーム構築活動を
作成する必要があります。」
(Effective team build is very important and
needs to build the team build continuously
if you want your project with your group to
be successful. It needs to be part of your
corporate culture. If you lead a group, you
should create the team-building activities
timely.)
チームビルドには、出来るだけ多くの予算化の
徹底が必要です。
1.プロジェクトスコープ(Project Scope)の時
点で、予算化されていなければなりません。
3.エンターテインメント(Entertainment ):
日本が一番不得意分野でした。最近は違って
きています。
長いプロジェクトでは、食事会、旅行等で気分
転換が必須です。
アメリカには、専門の担当者がいます。私が
担当したプロジェクトにも、専門の担当者が
いました。食事会、旅行、サンフランシスコで
はバレーの踊りを見に行ったり、日本
では、歌舞伎を見に行ったり、クルージング。
時には、ラスベガスへの旅行、東海岸へエ
ビを食べに行ったりのエンターテイメントです。
企業により、予算がありますから、予算内で
工夫です。
等も、プロジェクト成功への大切な要素です。
プロジェクトリーダーは、成功への必要な対応も
事前に熟知が必要です。
前回で話をした、80%の完成見込みの時点で、
次のステップを考えます。
実際の運用プロジェクトメンバーへ、運用者等へ
の配慮、その後の改善が出来る配慮もその一部
です。
成果物の評価(Validation)の数値化はプロジェク
トでやっても問題ありませが、自己評価になり
取り扱いに注意を要します。
成果物はプロジェクトスコープの時点では、最も良
い構想でも、成果物の最終段階で、必ずしも良い
構想だったとは限りません。
改善への次なるステップは、別の人達が担うべき
です。
話が少しそれますが、
前回書いた様に、大統領選挙でヒラリークリントン
氏に肩入れ、引き継ぎ時点でも、トランプ氏へクレ
ームは止みません。
従来の良き民主主義の慣行を破っての発言です。
ここでは、発言の内容の良い悪いの話ではありま
せん。
この影響は、
退任間近のブレナン中央情報局(CIA)長官のトラ
ンプ氏に対する執拗な非難の発言、例えば、「ロシ
アの能力や思惑、....」、不確実的なリークに似た数
々の発言は、リーダーであるオバマ氏のリーダー
資質と無関係でない様に見えます。
話題は、DACA(Deferred Action for Childhood
Arrivals), オバマケアの廃止、Plain sporken (率
直になもの言え)等、いっぱいあります。
プロジェクトリーダーは、プロジェクトの成功と、そ
後の改善も受け入れる心が大切です。
企業は、混乱を事前に防ぎます。
政治の世界と企業の世界は、違うかもしれません。
オバマ氏は、歴代の大統領の良き民主主義から
違った行動をしています。
トランプ氏が良い悪いのでなく、ビジネスの面から
世界を見ています。
日本のマスコミは、本質を報道しません。例えば
オバマケアのどこに問題があるか?
詳しく説明していません。
全体の仕組み、矛盾、医療業界、薬業界、保険
業界の論理的な説明がマスコミには求められて
います。
時代が本当に求めているリーダーは何か?
数十年を経て、理解できる様な感じがします。
そんなことを思って、前回、リーダーの資質を
書いていました。
多々、異論、意見があると思います。失礼なこ
とを書いていましたら、お詫び申し上げます。
言えることは、企業のプロジェクトリーダーは、
失敗は許されません。
プロジェクトリーダーは、プロジェ
クトの成功を第一に優先します
これは確かです。